現在、環境問題への取り組みとして二酸化炭素排出量削減が
大きなテーマになっています。
そこで、現在好評発売中のGIシリーズなどの再生原料を使用したポリ袋が
どれくらい二酸化炭素排出量を削減しているのか?
公開されているデータを元に算出してみました!
GIシリーズと同じLLDPE製のポリ袋を生産する場合の
二酸化炭素排出量を比較してみました!
まず、原料であるポリエチレン樹脂1kgを生産するための二酸化炭素排出量は
LLDPE樹脂1kgを生産するための二酸化炭素排出量 1.52kg
再生ポリエチレン樹脂1kgを生産するための二酸化炭素排出量 0.31kg
となり、再生ポリエチレン樹脂を生産する方が、
圧倒的に二酸化炭素排出量が少ないことが分かります。
(原材料調達から樹脂の生産までの二酸化炭素排出量の比較です)
ポリ袋は基本的にLLDPEまたはHDPEのみで出来ていますので、
樹脂1kgから1kgのポリ袋が製造されます。
ポリ袋1kgを製造するための二酸化炭素排出量を0.5kgとして計算すると
LLDPE製ポリ袋1kg製造までの二酸化炭素排出量は 2.02kg
再生原料を40%使用したポリ袋1kg製造までの二酸化炭素排出量は 1.536kg
となり、約24%の二酸化炭素排出量が削減されています!
なお、GIシリーズは再生原料使用率が40%以下になることが無いように
再生原料を多めに使用しています。
そのため、GIシリーズは生産時の二酸化炭素排出量を約25%削減していると言えます!
→エコマーク認証ポリ袋GIシリーズについて詳しくはコチラから!
ちなみに、完成した製品を全て焼却処分してしまうと、
二酸化炭素排出の削減量は約10%程度まで低下してしまいます。
(ポリエチレン1kgを燃焼した時の二酸化炭素排出量は3.14kgとして計算しました)
燃焼の際に排出される二酸化炭素の割合が大きいことが分かりますね。
やはり二酸化炭素排出量の削減の為にはリサイクルが一番効果的ということですね!
ゴミを捨てるときは各自治体の決まりを守って、
資源として使用できるものは回収しリサイクルしていきましょう!
参考文献
一般社団法人プラスチック循環利用協会「プラスチックの基礎知識」「LCAを考える」
エコリーフ環境ラベルプログラム